パイオニア2015
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大阪大学 基礎工学部14物性物理科学コース【電子物理科学科】 コースの特徴 固体や液体などのさまざまな天然および人工の物質が示す「電気・磁気・光・熱・力学」的な性質を物理学を用いて研究します。物性物理科学は、「未知の現象の探究と理論的な解明」「新物質の創成と物性の究明」「新しい観測量・観測手段の開発」などを実験と理論の両面から追究することにより、人類の自然観や工学の基礎となっている重要な学問分野です。 物性物理における新しい発見や発展は工学に新しい領域を生み出し、産業の飛躍的発展を引き起こします。例えば、今日の情報化社会の基になっている超高速コンピュータやレーザは物性物理学の基礎研究から生み出されたものです。また、半導体・超伝導体などのさまざまな新機能材料を開発することにより、省資源化社会の実現に寄与することができます。 学びの内容 まず、序説とPBLで基礎と応用それぞれを学ぶ楽しさを味わいます。次にこれからの物性物理の中心的課題であり、同時に社会のニーズでもある「電子と光の多彩な姿・現象・機能」を理解するための科目「電子・原子・固体のミクロな法則である量子力学・電磁気学・統計力学などの基礎、およびさまざまな物性の応用」を学びます。 実験と演習により理解を深め、コンピュータ・電気回路の基礎演習・実験を通して「ソフトとハード」の経験も積みます。4年次では各研究室に所属し卒業研究に取り組みます。世界最先端の物性研究を自ら体験することによって、物理的基礎力を確かなものにし、自ら新しい流れを作り出し、未来の技術を創出できる科学技術者に育てます。4大講座(分属予定人数:50人程度)Materials Physicsここがオモシロイ 真に革新的な技術の開発には自然法則の深い理解が必要です。それと同時に社会のニーズをつかむ広い視野も必要とされます。本コースではそのような力を身に付けた若者を育成することを目指し、そのために必要な世界最先端の研究の展開を行ってきました。 これまでの成果の一つとして、図に示されたような銅(Cu)を含む酸化物で見られる「高温超伝導の機構の解明」に向けた貢献ができたことが挙げられます。 そうした取り組みが評価され、2012年から文部科学省の博士課程教育リーディングプログラム「インタラクティブ物質科学・カデットプログラム」に選定され、その中核メンバーとして、教育研究を発展させています。このプログラムは次代を担う物質科学のイノベーションリーダーを養成することを目的とし、高度な教育研究活動を精力的に行っています。超伝導臨界温度の年代変化物質科学のイノベーションリーダーを養成高温超電導の歴史

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