パイオニア2015
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大阪大学 基礎工学部20ChemicalEngineering化学工学コース【化学応用科学科】 学びの内容 大学院に進学して高度かつ専門的な教育を受けつつ最先端の研究を行うことを前提とした、学部から大学院までの一貫教育を行っています。大学院に進学するためには、基礎的な学力、および理学的センスと工学的センスを兼ね備えた創造性が必要であり、そうした能力を持つ人材を育てる教育を行っています。 具体的には、化学、物理、数学、外国語などの共通教育科目のほかに、2年次から化学プロセスに関する基礎理論や研究開発序論などを含む専門教育科目の講義が始まります。さらに、化学工学演習・実験、コンピュータ実習などが用意されており、化学工学の基礎的内容の習得と応用力の養成が図られます。4年次からは各研究グループに分かれて指導教員の個別指導のもとに卒業研究(特別研究)を行います。3大講座(分属予定人数:45人程度)ここがオモシロイ 効率的に「ものづくり」を行うためには、原理や手法を考えることが重要です。化学工学は、「ものづくりの学問」で、「もの(=物質)」についての原理と性質を理解したうえで、ものづくりに導くための手法を築き上げます。量子・分子レベルから地球レベルまで、マルチスケールでの「もの」や、人体のようなより複雑な系を把握し、学問的にシステム化することで、効率的に産業へと展開する。これこそが化学工学の醍醐味です。 原理を考えるうえで講義の理解が重要です。化学工学コースの専門課程では、講義科目を通して化学、物理、数学の知識を身に付けます。また手法を身に付けるためには、実験と演習が必要です。ものづくりの面白さ(醍醐味)を理解したスペシャリストを育てるために、カリキュラムでは数多くの実験と演習が用意されています。 「もの」を知る「ものづくり」のプロフェッショナルには、理学から工学の幅広い領域における知識と技術が必要であり、基礎工学部の化学工学コースはそれをかなえるところです。 コースの特徴 化学工学とは、物質および機能の変化(=化学反応や機能発現)をともなうシステムを扱う学問です。ビーカーやフラスコの中の分子・原子をはじめ、それらの化学的ふるまいの起源である電子やスピンはもちろん、化学プラントや半導体工場、植物や動物の体から地球そのものまで、各種の機能の発現や物質の変化を伴うシステムは身の回りに多くあります。量子レベルから地球レベルまでの物質および機能の変化を、化学、物理の知識と数学の手法を用い、より深い原理の探究・解明に根ざしたシステム的な理解に基づいて、望ましい目標に向けて働きかけていく。それが化学工学を学んだ科学者・技術者の姿です。21世紀に入り、地球環境・エネルギー問題など人類共通の課題の解決に向けて、化学工学の役割はますます大きくなっています。化学工学学生実験の様子「ものづくり」の醍醐味を知る化学工学

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