パイオニア2015
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大阪大学 基礎工学部30ここがオモシロイBiophysicalEngineering出身者が語る◎機械科学コースMechanicalScience和田成生(わだ・しげお)教授[左]基礎工学部・システム科学科・機械科学コース教授宇野かんな(うの・かんな)さん[右]機械科学コース出身/基礎工学研究科・機能創成専攻・機能デザイン領域・博士後期課程2年②空気圧人工筋肉を用いた、膝関節装具。歩行補助やリハビリに利用できる③腕の筋肉の働きを計測する①黒いチューブ状の空気圧人工筋肉を使い、自転車を漕ぐときの筋肉の働きをとらえる出身者が語る◎生物工学コース藤田一郎(ふじた・いちろう)教授[左]基礎工学部・システム科学科・生物工学コース教授土井隆弘(どい・たかひろ)さん[右]生物工学コース出身/生命機能研究科・生命機能専攻・博士後期課程修了ペンシルバニア大学神経科学部研究員①土井さんは、左右の眼から見た物体の情報がどのように処理されるのかを解明すべく研究していた②藤田研究室は、脳の構造解析や情報処理の経路、神経回路の形成、分子・細胞レベルでのメカニズムの解明など、総合的な脳科学の研究に挑む【システム科学科】理科系の科目それぞれを組み合わせると新しい価値が創造できる、と思っていた長瀬百代さんにとって、「科学と技術の融合」を標榜する基礎工学部はぴったりだった。 4年次の研究室配属では、「先輩方の研究の見せ方がとてもうまい!」と思った佐藤研究室を選択。「最先端技術を分かりやすく伝えることを意識して行動されている感じがしました」。さらに、人の知覚特性を生かした研究内容にも興味をひかれた。光源を遮っても影がない? 長瀬さんが取り組んだ研究は、プロジェクタが部屋のなかに複数備えつけてあったときに、どのプロジェクタから投影すれば、最も美しく投影できるかという内容だ。具体的には、環境中に配置された複数のプロジェクタを使って、1台のプロジェクタだと必ずできる影を動的に消す手法を研究した。「光源があって、それを遮れば影ができることは常識ですが、それに反して影ができなくなるのはやはり不思議です」。 佐藤宏介教授は説明する。「数学に近い分野から、基礎を重視しつつインテリジェントなシステム作り、ロボットの制御などを体系的に学べます。システムの知能化は、産業や経済、諸々の解析・設計・制御・通信にも使えますから、幅広い可能性が開けています」。

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