2014基礎工学部要覧_和文
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10化学工学領域Division of Chemical Engineering反応化学工学講座■教 授:西山憲和、中野雅由、實川浩一郎 ■准教授:江頭靖幸、重田育照、水垣共雄■助 教:山下治雄、内田幸明、岸 亮平、満留敬人、     前野 禅 ナノ反応工学グループでは、自己組織化・自己集合を利用したナノ構造材料の合成およびナノ構造材料を利用した新規な反応・分離プロセスの創製を目指し、物理化学・反応工学・分離工学を柱として、多機能ナノ空間材料の合成、液晶の構造制御、ミクロな化学反応場の開発、ミクロ孔を利用した膜分離・吸着プロセスの開発を行っています。また、砂漠緑化を二酸化炭素固定プラントの建設と見なし、緑化の化学工学を目指す研究を行っています。 量子化学工学グループでは、量子化学、統計力学などに基づく理論計算化学を用いて、分子および分子集団の光磁気特性、量子ダイナミクス、超分子系のエネルギー・電子等の輸送現象を化学構造相関や環境との相互作用の視点から解明し、理論化学における新しい概念の構築とそれに基づく理論先行型の量子機能材料設計を目指しています。 触媒設計学グループでは、マクロリガンド類(結晶性無機化合物や有機高分子)の特性に基づいた金属ナノ粒子触媒を設計し、地球環境に優しい新規な物質変換プロセスの開発を目指しています。また、新規触媒は最新の分光化学法による原子レベルでのキャラクタリゼーションを行い、触媒反応機構を解明してさらに機能を向上させた触媒の設計・開発につなげています。環境・エネルギーシステム講座■教 授:岡野泰則 ■准教授:佐藤 博■講 師:伴 貴彦■助 教:高木洋平、菅原 武 移動現象制御グループでは、各種化学工学プロセスに見られる流動、伝熱、物質の移動現象を回転や磁場、電場などの外力場を利用して制御する方法の構築を目指しています。また、流体-流体界面で発生するマランゴニ対流や自発的な運動を行う液滴、固体-流体界面上の応力緩和などの観点から異相接触界面現象についても取り組んでいます。 環境物理化学グループでは、地球環境問題やエネルギー資源問題に対する物理化学の応用研究が主な研究課題です。そのための基礎研究として、エネルギー有効利用、ガスハイドレートの性質、高圧力下での相挙動、電子顕微鏡や原子間力顕微鏡レベルの結晶化機構、分子性クラスターの機能などに取り組んでいます。生物プロセス工学講座■教 授:馬越 大、田谷正仁 ■准教授:境 慎司■講 師:岡本行広■助 教:菅 恵嗣、尾島由紘、清水一憲 生物発想化学工学グループでは、生物・生体系に発想を得る新しい化学工学(Bio-Inspired化学工学)の創成を目指しております。リポソーム膜に代表される「自己組織系」の物理化学を研究基盤とし、新しい識別分離工学の創成へと展開しております。自己組織系を分子認識の「場」として活用する事で、ナノ材料(例 人工酵素)から、医療材料(例 人工臓器)、ナノデバイス(例 マイクロチャネル)に至るまで、各種のBio-Inspired機能材料の設計開発に取り組んでいます。 生物反応工学グループでは、より完成度の高い生物反応システムの確立を目的として、微生物の集合体形成機構や細胞代謝の理解と制御による生物生産への利用、ヒト組織の三次元構造の再構築、細胞・組織培養のための 化学工学領域では、「物質の合成・分離」および「エネルギーの変換・貯蔵」に関わる化学プロセスの現象解明に関する研究や、物質・エネルギーの変換を高効率で行う機能性物質の設計・開発に関する基礎研究を行っています。さらにはこれらの基礎研究を発展させた新規生産プロセスの開発や地球レベルでのエネルギー・環境問題の解決を目指した応用研究も行っています。研究の遂行にあたっては、化学、生化学、物理、数学ならびにナノ・テクノロジー、バイオ・テクノロジー、コンピュータ・サイエンス、量子科学に関する最新情報も取り入れ、さらに得られた研究成果を体系的に統合して、循環型持続性社会を構築するための知識・方法論へと展開しています。博士課程教育リーディングプログラム「インタラクティブ物質科学・カデットプログラム」の中核として、太陽エネルギー化学研究センターとも密接に連携し、次代を担う研究者やケミカルエンジニアを育成するための高度な研究・教育活動を精力的に行っています。

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