2014基礎工学部要覧_和文
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12未来物質領域Division of Frontier Materials Science新物質創製講座■教 授:北岡良雄、戸部義人、吉田 博 ■准教授:椋田秀和、廣瀬敬治、草部浩一■助 教:八島光晴、田原一邦、福島鉄也物質機能解析(実験)グループ 原子核磁気モーメントと電子磁気モーメントとの相互作用を通じて、ミクロな電子状態を観測できるNMR分光を用いて、固体電子系や巨大分子π電子系が示す電子機能(たとえば高温超伝導現象、永久磁石現象、磁性と超伝導の共存現象、巨大分子自己組織化能のスローダイナミックスなど)を解析し、未来志向型の新機能物質創製の指針を明らかにすることを目的としています。機能分子創製(実験)グループ 光学的および電子的物性の観点から新しい機能や高い性能を有する有機化合物を創製することを目的として、パイ電子を特異なトポロジーに組み込んだ分子やナノメータ領域のサイズに拡張した巨大パイ電子系分子の合成と新規物性の開拓、共役パイ電子系の分子デザインに基づく固体表面上での自己集合体形成による2次元パターン形成と機能開拓、および外部刺激に応答して分子のもつ様々な情報を制御する分子機械、分子スイッチの基礎研究を行っています。理論物質科学グループ 第一原理電子状態計算手法とプログラムの開発を行うと同時に、数値計算シミュレーションを用いて、新機能物質デザインとデバイスデザインへの展開ならびに極限環境下における新奇物性探索や解明を行っています。その結果、遷移金属化合物をベースにしたナノスピントロニクス材料のデザインとカーボン系や有機分子系を用いた分子エレクトロニクス材料のデザイン、ならびに種々の物質における圧力誘起の構造相転移、超伝導転移、磁気転移などの解明と予測を行っています。微小物質ダイナミクス講座■教 授:芦田昌明、宮坂 博 ■准教授:永井正也、長澤 裕 ■助 教:蓑輪陽介、伊都将司微小物質コヒーレンス(実験)グループ 半導体、絶縁体、金属などの微小構造物質(低次元系やナノ構造物質)、強相関電子系などの電子励起状態、フォノン、スピンのダイナミクスやコヒーレンスを、光と物質の相互作用の観点で、時間分解分光、非線形レーザー分光、コヒーレント分光、単一微粒子分光、さらに顕微カソードルミネッセンス分光、テラヘルツ時間領域分光等、新しい分光法を通じて実験的に明らかにするとともに、それらの物質を用いた新しい光機能性材料を創成する研究を行っています。構造揺らぎダイナミクス(実験)グループ 媒体の揺らぎと溶液や生体系における化学反応挙動との相関を分子論的に解明することをめざして、化学溶媒和、エネルギー緩和、電子移動、光解離、フォトクロミズム、光電導高分子、光レジスト分子系などを対象に、超高速レーザー分光手法を用いた凝縮系の光化学・光物理過程に関する基礎的研究を行っています。また、このような研究に必要な3次元3パルスフォトンエコー測定システムのようなレーザー分光装置の開発、時間分解顕微分光を用いた単一分子レベルのダイナミクスの研究も重要なテーマです。協力講座/極限量子科学講座■教 授:清水克哉(兼) ■准教授:加賀山朋子(兼)複合極限物性(実験)グループ 高圧・低温・強磁場複合極限条件の生成とその下での物性測定を行っています。低温高圧下の圧力誘起超 21世紀の基盤科学技術創造のためには、物理と化学の学際領域を融合した未来物質の創製と物性探索研究が不可欠です。特にナノマテリアルの世界はまさに物理と化学の学際領域と言えます。本領域では、優れた理論的・実験的枠組みをもつ物性物理学と分子化学の基礎に立脚して、物質中で電子と光が織りなす多様な物性の解明と新現象探索、新物質創製を行いながら、物質科学とその応用のフロンティアーを切り開くことのできる幅広い視野を持った研究者、技術者を育成する教育研究活動を行っています。

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