2014基礎工学部要覧_和文
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6物性物理工学領域Division of Materials Physics電子相関物理講座■教 授:関山 明、 鈴木義茂 ■准教授:木須孝幸、 水落憲和■助 教:鶴田篤史、 藤原秀紀、 三輪真嗣、美田佳三強相関系理論グループ f電子やd電子、 p電子を含む金属化合物で出現する強相関電子系が示す特異な現象を理論的に解明することを通じて、 超伝導現象や磁性現象、また磁性と電気伝導の相関における新しい 「概念」 を発掘する研究を進めています。 強相関系分光グループ 超伝導体や磁性体などの強相関電子系について光電子分光あるいは内殻光吸収などの手法により、 バルク(物質内部)の電子状態を研究しています。 光電子分光については3桁にも及ぶ広いエネルギー領域にわたる光を駆使した新たな分光実験手法を開発しています。 ナノスピントロ二クスグループ 金属・半導体・分子からナノ構造や単一スピン状態を作製し、スピン流やスピンダイナミクスの解明を行います。さらに、ナノ磁性体や単一スピン特有の新規な機能を開拓し、新規なナノスピントロニクスデバイスや量子情報デバイスの創成を目指します。ナノ量子物理講座■教 授:井元信之、 夛田博一、 木村 剛 ■准教授:山本 俊、 山田 亮、 若林裕助■助 教:生田力三、半沢弘昌、大戸達彦、木村健太量子光学・量子情報科学グループ 量子情報の生成、 保持、 演算、 伝送を行うのに適した物理系の提案および解析、 およびそれを利用した新しい情報処理の有効性について主に理論的研究を行っています。 その基礎となる量子光学、 特に光と物質の相互作用やエンタングルメント制御の研究も進めており、 提案の実証実験も行っています。 分子エレクトロニクスグループ 有機半導体を用いたトランジスターや発光デバイスの作製と、 分子/電極および分子/絶縁体界面のキャリア注入・輸送機構を解明します。 また、 走査プローブ顕微鏡や微細加工技術を併用して、 単一分子を用いた分子スケールのスイッチング素子や超高密度メモリーの開発と動作機構の解明にも挑戦します。 機能性物質科学グループ 磁性、 電気伝導性、 構造歪み、 誘電性などの複数の物性が相互に絡み合う物質 (強相関電子系、 スピンフラストレート系、 マルチフェロイック系など) を対象として、 これまでにない新たな電気磁気機能の発現を目指した実験研究を進めています。協力講座/量子物性科学講座■教 授:松本和彦 (兼)■准教授: 井上恒一 (兼)、 前橋兼三 (兼)、     大野恭秀 (兼)(特任准教授)半導体量子科学グループ 半導体量子構造、 半導体へテロ界面を作製し、 その原子的および電子的構造について、 新しい量子力学的効果を用いた素子をめざした光学的研究を行っています。 ■教 授:小口多美夫(兼)■准教授:白井光雲(兼)■助 教:山内邦彦(兼)、籾田浩義(兼)ナノ機能予測グループ 第一原理計算に基づき、種々の固体系・表面系で発現する物性・機能を理論的に予測する研究を行っています。発現機構を電子状態の特異性から明らかにすることによって、新たな物質を設計する研究にも展開しています。また、第一原理計算に必要となる基礎理論や計算手法の開発にも取り組んでいます。 本領域では物性物理工学が実験・理論の両面において世界の先端を行くレベルで深く掘り下げられています。 先端デバイスに利用される材料物質の基礎研究とともに物理学の発展に大事な役割を果たす新規の物質や現象の研究がなされています。 バルク・表面・分子・ナノスケール物質・メゾスコピック系などで、 多くの物質におけるミクロな相互作用機構の解明が行われています。 それには新しい理論的方法とモデル、 放射光分光、 超高圧などの先端的実験手法が用いられています。 また、 これらの結果は新しい人工物質の創製にも反映されます。 この領域の特徴は、 新物質の作製、 実験装置・手法の開発から、 未知の現象を解明し実験を先導する理論の構築まで、 幅広い研究が行われるところにあり、 それが新しい人材を育てる教育にも反映されています。

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