情報科学科

情報科学科は、情報関連分野の拡大に伴って情報工学科と数理教室が統合され、1996年に発足しました。前身の情報工学科は、1970年に我国最初の情報関連5学科の一つとして設立され、国内有数の充実した教育研究体制を持つ学科に発展してきました。数理教室は1961年の基礎工学部開設以来の伝統をもっており、1964年の大学院専攻の設置以来、数理科学の研究と教育を行ってきました。本学科には、計算機科学コース、ソフトウェア科学コース、数理科学コースの3コースがあります。

 

計算機科学とソフトウェア科学の2コースは、情報工学科を引き継ぎ発展分化したもので、コンピュータそのものの可能性を追及する科学とその技術の基礎をなす数学手法、さらにコンピュータをツールとする新しい応用技術を教育の主な課題としています。数理科学コースは理学、工学、経済学その他様々な分野に生じる数学的、統計学的問題に共通する数理的法則を抽出、解明し、コンピュータも積極的に援用しつつそれを応用に役立てることを目指しています。このように、情報科学科は20世紀後半に生まれ21世紀を象徴する情報科学と、古い数学の歴史の中から20世紀に形成され始めた数理科学との有機的結合を将来に展望する学科です。

 

学部での教育は情報科学における基礎科学的な素養のかん養と技術の習得に重点をおいています。情報科学の専門科目を含む1年間の一般教養の修得後、学生はこれら3コースのうちの一つに配属されます。計算機科学コースとソフトウェア科学コースは密接に関連しており、共通のカリキュラムを提供しています。数理科学コースではコンピュータと密接に関係を持った応用数理と統計科学の基礎的なカリキュラムを提供しています。


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計算機科学コース

計算機科学コースでは、主として、計算理論、情報理論など計算機科学の基盤となる理論体系や、VLSI等のディジタル回路設計、コンピュータのアーキテクチャ、生物情報処理、計算機ネットワーク、マルチメディア情報システムなど情報処理システムの構成・開発に関する教育と研究を目指しています。

 

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ソフトウェア科学コース

ソフトウェア科学コースでは、主として、プログラム理論、アルゴリズムなどのソフトウェア基礎論、プログラミング言語および処理系、データベースシステム、オペレーティングシステム、ソフトウェア設計開発法、ヒューマンインタフェース、知能・パターン情報処理などソフトウェアの構成法・応用に関する教育と研究を目指しています。

 

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数理科学コース

数理科学コースは、数理モデル、統計数理と数理計量ファイナンスの3大講座から成っています。数理科学とは、現象を表現する数理モデルの開発とその解析を通して現実に接近しようとする学問です。その目的のためには、高度な数学と、コンピュータ・シミュレーション、コンピュータ・グラフィックス、各種アルゴリズムの研究などコンピュータの応用が不可欠です。具体的には、微分方程式、応用解析、統計解析、データ科学、統計的推測決定、確率モデル、確率・数理ファイナンスの諸分野に重点をおいて研究と教育を行っています。