最新研究情報一覧

最新研究情報一覧ページ

2012.12.01

金属ナノ粒子触媒

新しい概念で設計した環境調和型反応を促進する金属ナノ粒子触媒の開発

教授 實川浩一郎、 准教授 水垣共雄、 助教 満留敬人

 「触媒」は、物質とエネルギーの変換を司る重要な物質です。私達の身の回りの日常生活用品のほとんどが触媒反応を利用して作られており、私達の身体の中にも触媒があります。当研究グループでは環境調和型の化学プロセスの構築に必要な触媒系の開発に向けて、有機高分子および無機結晶性固体をマクロリガンド(担体)として利用する新しい触媒設計指針をたてて、金属ナノ粒子と担体との協奏効果による特異な触媒作用の発現を目指した研究を行なっています。  例えば、有機マクロリガンドであるデンドリマー内では、1nm以下のサイ...

詳細を見る [+]

2012.11.01

「音で光る分子」

音響応答性分子集合による発光技術の開拓

教授 直田 健、講師 小宮 成義

発光しない分子の溶液に数秒程度の短く音圧の低い超音波を照射すると、その溶液は瞬間に固まってホタルのように光りだす。人類の経験したことのない刺激応答性発光現象が、新しい分子を開拓する研究から生まれました。 この働きをする分子は、洗濯バサミのような構造をした燐光性の白金化合物です。溶液中では、分子の開閉運動でエネルギーを消耗するため発光しませんが、超音波照射で、連続的な嵌め込み構造をとって、瞬間的に集合しゲルを形成して強い燐光を発します。生成した発光ゲルは安定で、超音波照射をやめた後も半永久的に発...

詳細を見る [+]

2012.10.01

色だけじゃない金と銀の違い

シンクロトロン放射光を利用した、原子軌道を分離観測する偏光制御硬X線光電子分光

教授・関山明、准教授・木須孝幸、助教・藤原秀紀

 100年以上前に、アインシュタインはノーベル賞受賞理由となった光量子仮説に基づいた光電効果の原理を解き明かしました。物質創成専攻物性物理工学領域 関山研究室ではこの原理を利用した光電子分光という実験を発展させた世界最先端の測定手法を開発・駆使して物質の電子構造研究を進めています。今回、研究の一例としてありふれた金と銀で意外な違いが解明されたことを紹介します。  金属の性質、例えばどれだけ電気を流しやすいか、磁石としての性質があるかなど多くの性質は金属内部を動き回る伝導電子の性質によって決まり...

詳細を見る [+]

2012.09.01

確率過程モデルの統計解析

金融・保険統計数理の発展を目指して

教授・内田雅之、准教授・清水泰隆

内田研究室では,主に金融数理モデルや保険数理モデルの統計推測理論とその応用の研究をしています.数理ファイナンスや保険数理(アクチュアリー数理)と統計数理科学を融合させて,統計データに基づいた金融・保険の現象解明に取り組んでいます.これらは統計ファイナンスやファイナンシャルデータ解析,そして保険統計数理と呼ばれ,社会システム数理科学における重要な研究分野となっています.社会のグローバル化により,金融データベースが整備・公開され,高頻度金融データがインターネットを通じて容易に入手できるようになりまし...

詳細を見る [+]

2012.08.01

非線形科学の統合を目指して

ヨーロッパ諸国との教育・研究プロジェクト

教授・鈴木 貴、准教授・尾角 正人、助教・高橋 亮

鈴木研究室では、物理学、化学、生物学などの理論科学の基礎となる非線形問題を現象 や原理に従って方程式として定式化し、数値解法スキームを開発してシュミレーションを行い、最先端の数学に基づいた理論解析をしています。   非線形科学の統合を目指して、マリーキューリー・プロジェクトや日仏2国間共同研究、トゥールーズ大学との部局間協定にも積極的に参加しています。マリーキューリー・プロジェクトはEUの執行機関の一つである欧州委員会から助成金を受けている国際共同研究・教育交流プロジェクトです。...

詳細を見る [+]

2012.07.01

Webインテリジェンス

-人とWebとの円滑なインタラクションを目指して-

教授・西田 正吾、准教授・土方 嘉徳、助教・酒田 信親、助教(兼任)・伊藤 京子

 西田研究室では、人間とコンピュータ、人間と人間、人間と社会のインタラクションを支援する次世代ヒューマンインタフェースの研究を行っています。ここではそれらのテーマの中から、人間がWeb上で知的作業を行うことを支援するWebインテリジェンスについて紹介します。  現在のWebは、情報提供のプラットフォームに留まらず、人と人とのコミュニケーションメディア、またアプリケーションの実行環境としても機能しています。本研究室では、このように多様化したWebにおいて、人間の意思決定や創造活動を支援する方式や...

詳細を見る [+]

2012.06.01

炭素・シリコン・ゲルマニウムなどIV族元素を用いた新奇スピントロニクスの研究

教授:白石誠司,准教授:金島岳,特任准教授:仕幸英治,助教:寒川雅之,安藤裕一郎

 スピントロニクスとは電子が有する「電荷」と「スピン」という2つの自由度を自在に制御することで、従来の半導体デバイスには実現不可能な高機能デバイスの創成を目指している研究分野です.例えば従来のトランジスタにスピン機能を付加することで,不揮発機能の実現,低消費電力駆動,少数の素子での再構築可能な論理回路の実現などを試みる研究が行われています.また,スピン機能を利用した量子計算素子を作製し,既存のスーパーコンピューターを凌駕する性能を実現しようとする試みもなされています.  新奇デバイスの創成とい...

詳細を見る [+]

2012.05.01

運動視差を利用するインタラクティブ全方位フォグディスプレイ

教授・大城 理、准教授・井村 誠孝、助教・黒田 嘉宏

何もない空間に映像が浮かび上がる --- SF映画の一シーンのような映像提示を、フォグ(霧)をスクリーンとして利用することにより実現します。 開発したフォグディスプレイでは、円筒型のフォグスクリーンに対して、周囲の多方向から、それぞれの視点位置に応じた異なる映像を投影します。フォグは光を前方に強く散乱するため、単一の円筒型フォグスクリーンに複数の方向から投影された映像は、混ざり合うことなく提示されます. 視点の移動によって物体の見え方が変化することは運動視差と呼ばれ、立体感を把握するための重...

詳細を見る [+]

2012.04.01

ロボット工学の観点から人間を科学し、人間を支援する

教授・宮崎 文夫、講師・平井 宏明、助教・植村 充典

 宮崎研究室では、人間とロボットの関係を考察し、両者の融合する過程を通して、人間の能力を拡大するシステムの構築を目指しています。現在、人間とロボッ トのインタラクションタイプに応じて多角的に研究を進めることで、人間を理解し、支援するための方法論の確立を行っています。  医学・生理学、人間工学、スポーツ科学等の人間を対象とした隣接分野から得られる断片的な知見や仮説を元に、近年、2つのロボットシステムを開発しました。  図 (a) に示したのは、人間の運動学習を支援する力覚提示ロボットです。人間...

詳細を見る [+]

2012.02.01

「超伝導発見100年を迎えた超伝導研究最前線」


教授 北岡良雄、准教授 椋田秀和、助教 八島光晴

 ある温度以下で電気抵抗が突如ゼロになる「超伝導現象」が1911年に発見され、より高い温度で超伝導が起こる物質探索が長年続けられてきました。右上 図はこの100年間の超伝導物質発見の軌跡です。大きなブレークスルーは1986年の銅酸化物の高温超伝導の発見で、それ以後、超伝導転移温度の記録は短 期間のうちに次々と塗り替えられました。しかし、高圧下で水銀系銅酸化物が最高転移温度164 Kを記録して以降、それを凌ぐ室温(300K)超伝導体は、まだ発見されていません。21世紀に入った2008年、銅酸化物に...

詳細を見る [+]

2012.01.01

ゲルを鋳型として三次元組織体を創る


教授・田谷 正仁、准教授・境 慎司、助教・尾島 由紘

 再生医療は病気やケガ、先天的な疾患などにより臓器や組織が正常に機能しなくなった患者の根治医療として期待されています。その実現・普及のために達成 されるべき技術の一つが、厚みのある3次元的な組織体を生体外で構築する技術です。個々の細胞を集積させて厚みのある組織体を作ろうとする場合に問題とな るのは、いかにして組織体の内部の細胞にその生存に必要な量の酸素や栄養分を送り届けるか?ということです。我々の体に目を向けると、張り巡らされた血管 網の存在により、体の末端の組織内の細胞も生存することができてい...

詳細を見る [+]

このサイトについて
ページのトップへ