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福島邦彦先生に大阪大学名誉教授の称号が授与されました
2025-03-03
1999年に基礎工学部を退職された福島邦彦先生は、長年にわたり、ニューラルネットワークモデルの理論と実装、脳科学との対応に関連する研究に取り組んでこられました。
特に、1980年に発表されたニューラルネットワークモデルである「ネオコグニトロン」を軸に研究を進められ、2021年には脳科学に基づいたニューラルネットワークモデルの研究と開発が人工知能技術の発展と実用化に大きく貢献したとして、The Franklin Institute, Bower Award and Prize for Achievement in Scienceを受賞されました。
さらに、2024年のノーベル物理学賞受賞研究の説明資料においても、深層学習時代を支える草分け的な存在として福島先生のネオコグニトロンが引用されました。
このたび、これらの学術上および教育上の功績が特に顕著であると認められ、大阪大学名誉教授の称号が授与されました。